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ねんきんにうす2008年10月11日

2008年10月11日  日本経済新聞

 

【失敗の歴史語れぬ負担増】

3年前に独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」の理事長になったのは、三井住友銀行元副頭取の水島氏。

機構は社会保険庁が建てた病院や保養施設を引き取り、競争入札で売却を進めている。

記事には大分県にある「ウェルサンピア大分日出」別名を大分厚生年金休暇センター。1989年に社会保険庁が年金保険料から約80億円を投じて建設された。

売却最低価格は総工費に遠く及ばず、国民の保険料は事実上、売却損となる。全国におよそ300の同様な施設があり、総額1兆数千億円の大部分が返ってこない。

自治体・政治家・業界が貴重な年金資金を、厚生労働省が天下り先になるハコモノ行政群がった。「加入者から預かったお金」の意識は・・・

今後社会保障支出は確実に伸びていきます。無駄遣いの歴史を改めて負担の問題を責任もって対応していただきたい。